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キリン(マンガ)

こんにちは、Horyです。
今回は、【キリン】を紹介します。

マンガ「キリン」とは

1987年にオートバイ雑誌である「ミスターバイクBG」で連載が始まり、その後掲載誌を移しながら2016年まで連載が続いたマンガです。

バイク乗りのバイブルとなったマンガ「キリン」、「キリン」とはシリーズを通じて主人公の名前としても使われ、また、”バイク”を草食動物、”車”を肉食動物であると例え、「キリンは子供をライオンに奪われても、奪還しようともせずただ遠くから見守るだけ」という観点から、「肉食動物にも立ち向かっていける草食動物でありたい」と願う「バイク乗り」としての存在意義に対する考え方なのです。
つまり「キリン」とは「バイク乗り」を意味している。そういった意味が「キリン」という名に込められている為か、車との競争や車とバイクを比較するシーンが多いマンガなのです。

「POINT OF NO RETURN!」編

中年ライダーで自ら「キリン」と名乗る男が、スズキGSX1100S「カタナ」を駆り、ポルシェ911(930型)カレラ(デカ尻女)乗りの男と都内スタート~浜名湖ゴールの東名高速道路を舞台とした非合法の公道バトルを繰り広げるのです。

「The Horizontal Grays」編

「POINT OF NO RETURN!」編で途中参加のコーヒーショップ「ランブル」のマスターでもある「モヒ(泰三)」と、彼の所属するバイクチーム「バーン・ストーム・トゥルップス」(BST)のメンバーや「チョースケ」そして 峠の走り屋チーム「むてきんぐ」のリーダー格「不破マサキ」を中心とした様々なバイク乗りたちの交流を描いています。
※この「The Horizontal Grays」編では「キリン」は明確に登場する場面はありませんが、シリーズの途中と最後に「POINT OF NO RETURN!」編の主人公「キリン」と思しき人物が登場します。

「RUN THE HAZARD」編

「キリン」のカタナを受け継いだ若き「キリン」が主人公となり、バイクチーム「ガルーダ」との確執を描く物語。その争いはとどまることなく、「モヒ」やバイクチーム「グリフォン」等さまざまなものを飲み込み、破滅へと向かうのです。

「WONDER NET WANDER」編

「RUN THE HAZARD」編までの物語とは全然関係なくなり・・・、海岸沿いの町で琴吹の姓を持つ「キリン」とその父、祖父、親子3代と750SS(H2)「マッハ」を中心に描かれる物語です。
祖父から与えられたマッハに乗り、様々な人と関わり合いながら自らの将来を見つめていくのです。
因みに、この「WONDER NET WANDER」編は以前のシリーズと違い、主人公である「キリン」は「カタナ」に乗っていないのです。

「The Happy Ridder Speedway」編

マッハに乗り旅をする「キリン」は、東辺町というさびれた町に迷い込み、その町から出るには、町で行われるレースで勝つことなのですが・・・

私が見てきたマンガ「キリン」のなかでは「POINT OF NO RETURN!」編と「The Horizontal Grays」編が良かったです。

「POINT OF NO RETURN!」編は、「キリン」の38歳という年齢を自分の人生の折り返し地点と考えて、自身のこだわりに決着をつける最後のタイミング「引き返せない[後戻りできない]最後の決断」として、中年男性「キリン」の「自身の青春?(若気の至り?)に対する」決別を物語っているところが好きです。(※私にはこの様にみえました。)
・・・私も、この中年「キリン」のように綺麗?に青春と決別出来たかなぁ~???
・・・たぶん、出来ていません・・・(;´・ω・)💦

「The Horizontal Grays」編は、「マサキ」や「チョースケ」といった若いバイク乗りが「モヒ」や「バーン・ストーム・トゥルップス」(BST)のメンバーである中年オヤジ達とバイクを通じて語り合えたりツーリングをしたりで、物語がのほほんとしていて良かったです。

「RUN THE HAZARD」編以降は暴力描写が主体となってきて、世界観が違うなと・・・、ちょっと私には合わなかったです。

バイク乗り、いやバイク乗りに限らず、興味のある方は読んでみて下さい。

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