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旧太子駅(おおしえき)

こんにちは、Horyです。

前回「野反湖」に行った時のルート上で「太子駅」に寄ったので紹介します。

太子駅は「群馬鉄山」の鉄鉱石を搬送するために1945年に開業したのです。

元の話は、群馬鉄山が1943年に戦時中の金属資源不足解消の目的から、当時の商工省が日本鋼管鉱業(現在のJFEエンジニアリングの子会社に相当)に対し採掘権を斡旋して開発計画が開始され、日本鋼管群馬鉄山として1945年(昭和20年)に開業したのに合わせて「太子駅」も開業したという事です。

因みに「群馬鉄山」は、鉱床の規模が非常に大きく、戦後も外国産鉄鉱石の輸入が再開されてもしばらく採掘が続けられていたのです。
その鉄は戦後の日本復興にも役に立ったのでしょう。

また、「群馬鉄山」の跡地は現在「チャツボミゴケ公園」となっております。

奥に鉱石積出し用の朽ち果てた「ホッパー」が哀愁を漂わせています。
(※ホッパーは何時崩れるか判らない状態まで朽ち果てていますので見学される方は中には絶対に入らないでくださいね。(看板もあります。))

手前には、鉱石を搬送する貨車が佇んでいます。

・・・現在は使われていない無人駅・・・。

このまま埋もれてしまうのでしょうか・・・?

・・・と思ったら、最近(2016年)にはクラウドファンディングで集めた寄付金で遺構の整備を進めていまして、2018年には木造の駅舎が完成!!

また、約215メートル分のレール敷設や約71メートルのホーム復元を実施したのです。

※モノクローム写真でも素敵ですね(*´▽`*)

日本って資源が無いとよく言われていますが、このような遺構を見ると本当に資源が無いのか?考えさせられます・・・。

それは流石に大規模ではないでしょうが・・・。

でも、戦時中という極限の状態からみると少しでも資源を欲したのでしょう。

採算が採れなくても必要な資源であれば開発の必要があったのでしょう。時代に翻弄された駅なのかなぁ~と思う所存です。

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