
こんにちはHoryです。
今回は群馬県吾妻郡中之条町四万にある「奥四万湖」を紹介します。
「奥四万湖」は人造湖
「奥四万湖」は「四万温泉街」を通り過ぎた先にある湖で、元々は河川の氾濫が激しい「四万川」を洪水対策として「四万川ダム」を造った為に出来た人造湖なのです。(実際は四万川には、さらに下流に既に砂防と発電を目的に中之条ダムがあり、そちらの湖は「四万湖」となります。この「四万湖」もコバルトブルーの色をした湖です。)


「四万川ダム」は重力式コンクリートダムで、堤高の89.5メートルは群馬県が運営するダムとしては最も高い部類なのです。また国土交通省の地域に開かれたダムに指定されていて、西洋の城を想起させるデザインが施されているのです。

このようにダムの提体の上を歩けます。また車も通ります。
因みに「車やバイク」は一方通行で「奥四万湖」を時計回りに一周してこれるのです。ですから上記写真で言えば奥から手前に向かって車が来ることになります。

ダムの提体上から湖側を見ると、この様に「コバルトブルー【四万ブルーと言われている】」の美しい湖水が見えます。
(・・・すみません、この写真だと私には・・なんか・・・エメラルドグリーンに見えるんですけど・・・(;^_^A アセアセ・・・写真の撮り方が悪いのかな(・・?))
あのぉ~春先だと「雪解け水」が混ざり、しっかりと「コバルトブルー」になるのですよ。

こちらは反対側(「四万温泉」街側)です。
「四万川ダム」は洪水調整・不特定利水・四万温泉郷やその他地域への上水道供給・ダム直下の日向見発電所における水力発電を目的とした多目的ダム(補助目的ダム)なのです。
こうして水面が浅いところで見ると、普通の水と変わらないか、薄く青く見えるくらいですね( ゚Д゚)

奥四万湖の楽しみ方

このように奥四万湖では「カヌー」を楽しむことが出来ます。
1周約4kmの奥四万湖はカヌー初心者でも周遊が可能です。青く透き通った水も、浮かぶ落ち葉も、水面に近いカヌーなら真近で感じることができますよ
(*´▽`*)

奥四万湖を「赤沢やすらぎ広場」から見る

「奥四万湖」を奥四万湖周遊道路上にある「赤沢やすらぎ広場」から見てみると、台風時期の為か水量が少なくなっているのが分かります。《こちらの写真だと「コバルトブルー」ですね、たぶん見る角度によって色が変わるのですね( ̄▽ ̄;)》
手前側から四万川が流れ込んでいるのが分かります。

近くにはこのような「滝」がありました。

四万川ダムを見るとなるほど!!「西洋の城」を想起させるデザインに見えますね(*´▽`*)

奥四万湖(四万湖)の湖水はなぜ「コバルトブルー」?
本来、水は「無色透明」なのですが、その水に「銅イオン」及び「コバルトイオン」や「青色の色素」など0.6ミクロン前後の光を吸収する物質が溶けていると青く見えるので奥四万湖(四万湖)の湖水が「コバルトブルー」に見えるのは、上記の様に「銅イオン」か「コバルトイオン」でも入っているのかと思いきや・・・実は、分析によるとこれら「青く見える物質」が多く含まれているとの結果は得られなかったのです。
因みに、この奥四万湖は酸性が強く魚が見られないのです。銅イオンや鉄イオン濃度はきわめて低いので、湖水が「コバルトブルー」なのは、酸性水に溶出するこれらの金属イオンによる長波長光吸収のためではなく、湖水に含まれるアロフェン(アルミニウムケイ酸塩粒子)のレイリー拡散によるものと考えられているのです。(四万川ダムにある看板をみて)
アクセス
JR吾妻線中之条駅からバス約40分+レンタサイクル・コムスまたは徒歩にて約2.7km
車でなら関越道渋川インターチェンジからR17を新潟方面へ進み「道の駅こもち」の一つ先の信号「白井上宿」を左折、R353を「中之条町・草津・四万」方面へ、さらに「中之条町」まで来たら「四万」方面に進みます。(渋川インターチェンジより約1時間)
駐車場
(奥四万湖)約30台、ダム下日向見公園90台
ぜひ、この美しい「コバルトブルー(四万ブルー)」の湖水を見て下さい。絶景ですよ(*´▽`*)
四万温泉の温泉・露天風呂・旅館【じゃらん】